藤井聡太七段の真のレーティングを算出!!羽生善治七冠に匹敵していたことが判明!!

藤井聡太七段は果たしてどれくらい強いのか?

快進撃の止まらない藤井聡太七段ですが

果たしてどのくらいの強さなのでしょうか?

七段という段位が現在の実力を正確に表していない事は

名人や羽生善治竜王を撃破した実績からも明らかですが

実際にどこまで強いのかは不明です。

レーティングという基準

棋士の実力を表すのに段位以外でよく引用されるのはレーティングと呼ばれる数値です。

これは実際の勝敗から確率的に確からしい強さを数字で表すという方法なのですが

如何せん、非公式な数値なので基準はバラバラです。

一番多く引用をされる最大手の棋士のレーティング算出サイトによると

藤井聡太七段のレーティングは5位という事になっています。

 


棋士名 レート 今年度
増減
前年
同月比
個人別
推移
1 豊島将之八段 1890 11 20 推移
2 久保利明王将 1841 9 -7 推移
3 広瀬章人八段 1839 5 60 推移
4 永瀬拓矢七段 1830 -22 18 推移
5 藤井聡太七段 1821 25 121 推移

 将棋連盟 棋士別成績一覧(レーティング)より引用

 

 ところが、このレーティングという基準も

現在の藤井聡太七段の強さを表すには一つ問題があります

まだまだレーティングが収束していない

このレーティングというのはなかなか優秀な指標なのですが

藤井聡太七段の場合には、成長速度が早すぎるために

未だ数値が安定していないのです。

 

そこで実際に安定した場合の数値はいくつになるのか計算してみました。

 

今回の計算では下記の記事を参考にしています。(感謝)

連勝の止まった藤井四段の強さはどれくらいか。:suda_k0のブロマガ – ブロマガ

藤井聡太七段の安定レートを計算してみる

早速、表計算ソフトを使って

実際に藤井聡太七段の戦績を繰り返した場合に

どのくらいの数値でレーティングが安定するのかを計測してみます。

計測に利用したのは無料のオフィスソフト、LibreOfficeです。

算出方法

今回の方法は至ってシンプル。

想定した仮レートを出発点として

藤井聡太七段の全対局と同じ勝敗結果を追体験させて

最終的なレーティングが上がりも下がりもしない均衡点を求めていきます。

現在のレーティングでシミュレーション

説明をしてもピンと来ないと思いますので

早速現在の藤井聡太七段のレーティング

1821を使ってシミュレーションをしてみようと思います。

 

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 上記の画像のように

出発レーティングを1821とした上で

対局後のレーティングの変動数値を計算していきます

対戦相手のレーティングは大手のレーティング算出サイトから引用しました。

藤井聡太七段が対局した時点での対戦相手のレーティングを元に計算をしています。

 

レーティングが1905にまで上昇!!

早速直近の対局までの全対局でシミュレーションをしてみます。 

 

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・・・なんと!!

レーティングが1900を超えてしまいました!!

 出発点を1900にしてみる

どうやら現在のレーティングである1821では出発点としては低すぎたようです。

先ほどの最終レーティング付近の1900から再出発してみます。

 

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レーティング1900から再出発

まだまだ収束せず

 

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出発レーティングを1900に設定した二度目のシミュレーションの結果

今度はレーティング1933にまで到達してしまいました!!

 

全く収束する様子が見られません。

思い切って1950から出発!!

このまま刻んでいっても仕方がないので

思い切って1950から再出発してみます。

この1950というレーティング

名人クラスの棋士にしか到達不可能な数値です。

 

高すぎる数値を入力しておいて

徐々に下げながら均衡点を探っていく作戦をとる事にしました。

その方が効率がいいですからね。

 
早速数値を入力をしてシミュレーションを行ってみます。

1950を出発レーティングにすると

最後にはどの程度レーティングが低下するのでしょうか。

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

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!!!!?????

 

 

えっ!!?

なんと1950という名人クラスのレーティングでも

藤井聡太七段の戦績を再現するには不足しているようです

 

驚異の安定レート

最終的に数値を変えてシミュレーションをしてみたところ

レーティング1955という数値が藤井聡太七段の全戦績を元にした安定レーティングでした。

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レーティング1955でようやく安定

 

いやはや、驚異的な数値です。

 

 

直近30局での安定レートを算出してみる

今回も全戦績という公平な期間でのシミュレーションではあるのですが

もう少し最近の戦績に絞った安定レーティングを算出した場合にはどうなるのでしょうか?

 

そこで直近30局で同じように安定レーティングを算出してみることにしました。

デビュー以来の29連勝が省かれてしまうなど

先ほどの計算とは大きく条件が異なります。

 

先ほどの1955というレーティングを初期値にシミュレーションをしてみます。

 

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直近30局には大橋四段への連敗も含まれている

 

 

果たして最終的にはどのように数値が変化するのでしょうか・・・? 

 

 

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!!!!?????(二回目)

 

なんと、更にレーティングが上昇してしまいました!!

藤井聡太七段の直近の安定レーティングが判明!!

その後も数値を変えてシミュレーションをしてみたところ

最終的な安定レーティングの算出に成功しました。

 

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 その安定レーティングは驚異の1995!!

 

これは伝説の羽生善治七冠の当時のレーティングに迫る数値です。

他の棋士はどうなのか?

今回のシミュレーションを他の棋士に適用してみるとどうなるのでしょうか?

そもそも検証方法がおかしいのでは?という疑問は誰もが抱くと思います。

私自身気になったので他のトップ棋士でも同様のシミュレーションを行ってみました

シミュレーション対象は直近30局です。

豊島将之八段

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現在R1890 → 安定R1891

誤差は僅かに+1です。

久保利明王将

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現在R1841 → 安定R1838

誤差は-3

菅井竜也王位

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現在R1816 → 安定R1811

誤差は-5

羽生善治竜王

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現在R1815 → 安定R1825

誤差は+10

 

想像以上に現在のレーティングに近い数値で安定しています。

結論

デビューしたばかりの新人棋士ではありますが

既に史上最強クラスの棋力を保有しているというのがシミュレーションの結果でした。

 

藤井聡太七段の快進撃を誰にも止められなくなる日は近いのかもしれません。

追記:石田直裕 五段との対局後の30局安定レーティング

6月5日に石田直裕 五段との対局が行われ

藤井聡太七段が勝利しました。

これによって直近30局に大橋四段への敗戦が1局弾かれるため

安定レーティングも大きく揺れる事になりました。

 

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更に追記:深浦康市 九段との対局後の30局安定レーティング

・・・いったいどこまで伸ばして来るのでしょうか。

更に更に追記:都成竜馬 五段との対局後の安定レーティング

全対局での安定レーティング

全対局です。
特定の期間を抜き出したりは一切していません

直近30局の安定レーティング

更に更に更に追記:斎藤慎太郎 七段との対局後の安定レーティング

全対局での安定レーティング

直近30局での安定レーティング

どちらの数値もだいぶ落ち着いてきました。