【令和版】Ubuntuの初期設定【日本語入力、zshの導入など】

【令和版】Ubuntuの初期設定【日本語入力、zshの導入など】

令和時代の初期設定を極めよ!!

みなさん、令和時代を生きていますか?
今回は元号が変わった今
検索結果が古くなってきた感のあるUbuntuの初期設定に関する記事を一括で書き直して行きたいと思います。

再インストールのたびに
(あのページどこだっけ???)
と検索してはコマンドをコピペする日々とはおさらばしましょう
このページを読むだけで、

・日本語入力の導入
・zshへの切り替え
・最強ブラウザVivaldiのリポジトリ導入
ライセンス変更前のOracle Java8の導入
・VSCodeのリポジトリ追加
・LTE(SIMカード)通信の導入

といった痒いところに手の届く初期設定の方法が全てわかるようにしてあります。
コマンドのコピペでOKになっているのでサクサクと進めていきましょう
(一部リンク先でのファイルのダウンロードの必要あり)

日本語入力の導入(新元号・令和への対応バージョン)

まずはこれが出来ないとgoogle検索すら難しくてお手上げ状態になっていまうので
最優先で導入方法を書きたいと思います。
「Ubuntu nihongo」という検索ワードでこのページを訪れたあなた!!
すぐに日本語入力が可能になるので安心してくださいね。

しかも今回は新元号「令和」に対応した最強の日本語入力の導入方法を紹介します。

まずは必要なパッケージをインストール

この最強日本語入力を導入するためには、コンパイルという作業が必要になります。
幸い、Ubuntu(apt)はこのコンパイル作業が非常に簡単に行えるように設計されているので安心してください。

導入の前に下準備として
ソースコードリポジトリの有効化をする必要があります。
メニューから「ソフトウェアとアップデート」を開いてソースコードのリポジトリを有効化しておきます。

ソースコードをダウンロード可能にしておく

ソースコードの有効化が完了したら
今度は下記のコマンドで、mozcのコンパイルに必要なパッケージ一式をインストールしておきましょう。

sudo apt build-dep mozc # mozc(日本語入力用ソフト)のコンパイルに必要なパッケージのインストール
sudo apt install devscripts # 上では足りないので追加でインストール

上の二行を端末にコピペしてください。
コンパイルに必要なパッケージが一気に導入されます。
この「apt build-dep」はかなり便利なコマンドなので覚えておきましょう

ソースコードと令和対応パッチをダウンロード

下準備が終わったら、早速ソースコードをダウンロードしていきます
新元号「令和」に対応させる為のパッチもついでにダウンロードしておきましょう。

ソースコードのダウンロード
令和対応パッチのダウンロード

ソースコードは上記サイトの
「mozc-2.23.2815.102+dfsg~ut2-20171008d+******.tar.xz」
というファイルです、ダウンロードが終わったら適当な場所に解答しておいて下さい。(右クリックから「ここに展開」)
令和対応パッチは
「add-new-japanese-era.patch.txt」
というファイルです、ダウンロードが終わったら
先程解答したソースコードのフォルダの中に移動させておきます。

令和対応パッチを導入しておく

ダウンロードが完了したらフォルダ内を覗いてみて下さい。
「mut」(フォルダ)
「add-new-japanese-era.patch.txt」
「build_mozc_plus_utdict」
という3つのファイルが見えたら配置に成功しています。
違っている場合には令和対応パッチの場所を移動させて
上記のような状況にしておいてください。

令和対応パッチの配置が完了したら
フォルダ内の何もない場所で右クリックをして
「端末の中に開く」をクリックします。

すると上記の場所で端末が開かれるので
令和対応パッチの導入コマンドを入力しておきましょう。

patch -u -p1 -d ./mut < ./add-new-japanese-era.patch.txt 

端末はまだ使うので開いたままにしておいて下さい。

いよいよコンパイル

パッチの導入が完了したら、今度はコンパイル作業に入ります。
先程の端末上で

sudo ./build_mozc_plus_utdict

と打ち込んでおきます。

なにやら怪しい文字列が大量に並んだら成功です。
コンパイルが完了するまで気長に待ちましょう。
(端末はまだ使うので開いたままにしておきます)

日本語入力をインストールしておく

コンパイルが終わったら今度は完了した日本語入力ソフトのインストールです。
先程の端末上で

sudo apt update
sudo apt install ./mozc-data_*.deb ./mozc-server_*.deb ./mozc-utils-gui_*.deb ./fcitx-mozc_*.deb

上記のように入力しましょう。
インストールが始まります。

事前に令和非対応バージョンをインストールしてしまった人は
上記のコマンドではエラーが出るので
下のコマンドを試してみて下さい。

sudo apt install --reinstall ./mozc-data_*.deb ./mozc-server_*.deb ./mozc-utils-gui_*.deb ./fcitx-mozc_*.deb

インストールが完了したら、再起動をすると日本語入力が出来るようになっています。
環境によっては「半角/全角」ボタンが有効になっていない場合もあるので
そのときはこちらの記事を参考に、有効化しておきましょう。

「きょう」と入力して変換をすると「令和」の元号が変換候補に現れたら導入は成功!!

zshの導入

日本語入力の設定が完了したら
今度はzshの導入をしておきます。

とりあえず最速でそれっぽくなる用の設定方法の紹介なので
自己流設定ファイルを突き詰めている方は読み飛ばしましょう。

とりあえずインストールと切り替え

sudo apt install zsh
chsh -s $(which zsh)

上記の2行でデフォルトのシェルがzshに切り替わります。
(この時点ではまだbash)

oh-my-zshの導入

特にシェルの設定にこだわりのない方は
とりあえずoh-my-zshを入れておきましょう
シェルに籠もるタイプの上級者でないならかなりいい感じの設定を自動で導入してくれます。

sh -c "$(wget https://raw.githubusercontent.com/robbyrussell/oh-my-zsh/master/tools/install.sh -O -)"

導入は上記の1行をコピペするだけでOK。

zsh-syntax-highlightingの導入

とりあえず必須プラグインの感のあるzsh-syntax-highlightingの導入の方法もついでにメモしておきます。

先程のoh-my-zshの導入が終わったら

git clone https://github.com/zsh-users/zsh-syntax-highlighting.git ${ZSH_CUSTOM:-~/.oh-my-zsh/custom}/plugins/zsh-syntax-highlighting

上記のコマンド(1行なので注意)を入力。

gedit ~/.zshrc

zshの設定ファイルを開きましょう。(geditの部分は好きなエディタを使って下さい)

72行目あたりに、プラグインの項目があるので

plugins=(
  git
  zsh-syntax-highlighting
)

上記のように書き換えればOK

あとはzshを再起動すればいい感じのzshになっています。

慣れてきたら今度は様々なプラグインの導入に挑戦してみましょう。
参考になりそうな記事:最速のZsh プラグインマネージャーを求めて

Ubuntuに最強ブラウザVivaldiを導入する

日本語入力、シェルと来たら、今度はブラウザの導入です。

とりあえず最強ブラウザVivaldiの導入方法を紹介しておきます。

リポジトリを追加してインストール

apt経由でのアップデートやインストールが出来るように
Vivaldiのリポジトリを追加しておきます。

wget -qO- http://repo.vivaldi.com/stable/linux_signing_key.pub | sudo apt-key add -
sudo add-apt-repository 'deb https://repo.vivaldi.com/archive/deb/ stable main'

リポジトリの追加が終わったら、あとはインストールするだけ

sudo apt update && sudo apt install vivaldi-stable

ライセンス変更前のOracle Javaのインストール

ニッチ過ぎる気もしますが
一応必要な人は必要でしょうからメモしておきます。
なお、この方法が実際にセーフなのかどうかは未確認ですので
導入は自己責任でお願いします。

まずは昔のJDKをダウンロード

http://ghaffarian.net/downloads/Java/

上記のサイトから古いJDKをダウンロード出来る・・・らしい(未確認)です。

インストール用のスクリプトを使ってインストール

ダウンロードしたファイルは、下記のスクリプトでインストール出来る・・・らしい(未確認)です。

https://github.com/chrishantha/install-java

yes | sudo ./install-java.sh -f ~/ダウンロードしたJDKのパス

上記の文字列の実行結果は未確認なので注意、完全に自己責任で実行してください。

Visual Studio Codeのインストール

コマンドの羅列ですが、微妙にハマりポイントがあるので。

sudo apt install curl
curl https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | gpg --dearmor > microsoft.gpg
sudo install -o root -g root -m 644 microsoft.gpg /etc/apt/trusted.gpg.d/
sudo sh -c 'echo "deb [arch=amd64] https://packages.microsoft.com/repos/vscode stable main" > /etc/apt/sources.list.d/vscode.list'

sudo apt install apt-transport-https
sudo apt update
sudo apt install code

sudo sh 〜 vscode.listまでの部分は1行なので注意しましょう。
あとは、curlを勝手にwgetに置き換えたりすると失敗します。

VSCode用にLinuxの設定を変えておく

Ubuntu側の設定の問題で
単にVSCodeをインストールしただけでは
大量のコードの変更を追跡出来ない状態になっています。

sudo gedit /etc/sysctl.conf

上記のコマンド(エディタは好きなものでOK)を打ち込んで
設定ファイルを開きましょう。

何やら大量の設定が並んでいるので
末尾に

fs.inotify.max_user_watches=524288

と打ち込んで上書き保存
保存が完了したら

sudo sysctl -p

設定を適用させておきましょう
これで大量のコードの変更も追尾してくれるようになります。
参考:https://code.visualstudio.com/docs/setup/linux#_visual-studio-code-is-unable-to-watch-for-file-changes-in-this-large-workspace-error-enospc

一長一短な設定編

初期設定の中には
個人的にはおすすめ出来ても
他人には勧められないような種類のものもあります。

とはいえ誰かの役に立つ可能性もあるので一応紹介しておきます。

apt-fastのインストール

aptを高速化するapt-fastを入れておきます

sudo add-apt-repository ppa:apt-fast/stable
sudo apt install apt-fast

設定が完了したら、今後はapt-fastを使えば
高速化とダウンロードファイルのレジュームが行えます。

Liquorixカーネルを導入

初期状態のカーネルですと
メモリの扱いがイマイチなのか、動作がもっさりしているので
有志がチューニングしたカーネルに切り替えてパフォーマンスを向上させます。

環境によってはドライバ等が動かなくなるので注意。

sudo add-apt-repository ppa:damentz/liquorix
sudo apt install linux-image-liquorix-amd64

これで簡単にカーネルが切り替わります。

Ubuntuでログアウトをしてもユーザーのプロセスが残ってしまう問題を修正する

Ubuntuはログアウトをしても一部のプロセスが残存するという仕様になっています。
普段遣いでは特に問題はないのですが
気になる人の為に解決方法をメモしておきます。
なお、この設定をするとSSH接続などで不具合が発生する場合があるので
リモートで使う人は初期設定のままにしておきましょう。

sudo gedit /etc/systemd/logind.conf

まずは上記のコマンドでsystemdのログイン関連の設定ファイルを開きます

#NAutoVTs=6
#ReserveVT=6
KillUserProcesses=yes  ← ここのように修正する
#KillOnlyUsers=
#KillExcludeUsers=root

ファイルの該当部分のコメントアウトを外し、「yes」と追記します。

systemctl restart systemd-logind
systemctl restart systemd-logind.service

設定を読み込み直したら反映されます。

tmuxだけは残すような設定も可能らしいですが未確認です。
一応解説ページのリンクをおいておきます。
参考:Prevent Logoff from Killing tmux Session

swappinessを100に設定する

え!?と思われるかもしれませんが
SSDかつメモリ8GB程度しか積んでいない状況では威力を発揮します。

ちなみに勘違いしがちですが
swappiness100は、メモリを100%全て仮想メモリにするという意味ではないので安心してください。

ただし、この設定をする前にswapの容量を確認しておくこと。
最低でも8GB程度のswapを割り当てておきたい。
個人的には20GBはないと安心感がない。

sudo gedit /etc/sysctl.conf

vm.swappiness = 100

上記の一文を挿入
完了したら

sudo sysctl -p

とりあえず初期設定はこんなところでしょうか。
この記事が読者の方のお役に立てれば幸いです。